▼企業向け
    業務内容ご紹介
デモンストレーター・マネキン派遣
   
    業務実績ご紹介
デモンストレーター・マネキン実績
   
    会社概要
(株式会社SPLご案内)
   
    お問合せ    
  ▼デモンストレーターページ
    デモンストレーター募集概要
デモンストレーター(デモ販)募集
   
    デモンストレーター
よくある質問(FAQ)
   
    デモンストレーターの声
(販売員さんの声)
   
    デモンストレーター応募
(販売員応募ページ)
   
    今月の一押し商品    
    産地レポート  
    個人情報保護に関して    
    リンク    
    トップに戻る    

 
 

   
 
TOP>>産地レポート>>8月号(2)
 
    産地レポート 8月号(2)
栃木県産梨
     
 

「産地研修日記」
日時:平成19年8月10日
場所:栃木県JA宇都宮(栃木県宇都宮市)
品目:栃木産梨

「栃木の梨」産地研修報告

いよいよ梨のシーズンがやってまいりました。今回は、8/10(金)に「JA全農栃木県本部」と「JA宇都宮」の招きで栃木県宇都宮市に「梨」の産地研修に行ってきました。その報告を致します。

研修当日は、午前中にJA宇都宮果実課にて「研修会」を、午後は「梨園」と「選果場」の視察というプログラムです。

研修会では、栃木県の産地概要と梨の品種特性について講義を受けました。栃木県は、国内第5位の主力産地です。ちなみに第1位は千葉県、第2位は茨城県です。(関東は梨王国です)栃木県内でも特に出荷量の多い地区は、宇都宮市、小山市、芳賀町、大田原市の3市1町だそうです。品種は、8月中旬〜9月上旬に「幸水」、9月上旬〜10月上旬に「豊水」、9月中旬〜10月上旬に「あきづき」、10月中旬〜12月下旬に「にっこり(貯蔵含む)」を出荷しています。余談ですが、私個人的に一番のお奨めは、「にっこり」です。これは、栃木県が品種改良をして平成9年に登録された、栃木県オリジナルの品種です。他県では栽培していません。大玉果実(800-900g)で棚持ち(日持ち)がして甘味と食味に優れているそうです。まだまだ市場に出回る量が少ないですが、売場で見かけたら、是非買ってみて下さい。

栃木県の気候特長は、日照量が多く、昼夜の寒暖差があり、雨が少ないが、夕立が多いという事です。台風の直撃が少ない(ほとんど無い)ということも美味しい梨が安定して出荷できる秘密です。又、栃木県は、ミネラル分を豊富に含んだ黒ボク土壌なので、栃木の梨には、他県産よりも、「みずみずしさ」「シャリ感」があります。そして今年の作柄ですが、今年は例年になく良好だそうです。これは、梨の花が咲いている100日間の天候がよかった事で、大果になり、収穫前の1ヶ月間の天候がよかった為、甘味が乗っているとの事でした。すなわち8/11から出荷が始まる「幸水」は非常に良好です。9月上旬に出荷が始まる「豊水」は、8月の天候次第でしょう。
品種特性、栄養効能、良品の選び方のポイントについては、ここでは字数が多くなってしまうので、登録販売員の方は弊社インストラクターにお尋ね下さい。わかりやすくレクチャー致します。

ここで登録員の皆さんに覚えて欲しいことは、一、「梨」は、日持ちがしないことです。「梨」は全体の90%が水分です。しかもその水分の中に糖分が含まれている為、劣化が早いのです。例えると、「いちご」と同じ位日持ちがしないと考えて下さい。試食販売の時に、お客様に日持ちの事を聞かれたら、「冷蔵庫に入れて4日以内にお食べ下さい」と答えて下さい。お客様も結構日持ちがすると思っている方も多いので注意です!!
二、「梨」は食べる1〜2時間前に冷やして食べると、より甘さを感じる事が出来ます。これは、「梨」の甘さを構成する「ショ糖」「ブトウ糖」「果糖」「ソルビトール」の中で「果糖」の割合が多い為です。人間は冷えた「果糖」の甘さをより甘く舌で感じるからです。従って試食販売の時も、なるべく冷やして試食に出す工夫をしたいものす。(具体的な方法はインストラクターにお尋ね下さい)
三、そして「梨」は、お尻の部分(軸を頭とした場合)が一番甘く、反対に芯の周りと頭の部分が一番甘くないのです。すなわち1個の梨の中で、甘さが均一ではないという事です。試食販売をする皆さんは、縦に細長い「くし形」に(1/16程度)にカットして下さい。こうすることで、1切れに甘い所とそうでない所がまんべんなく入り、その梨全体の味を見て貰う事となります。
みなさん試食販売の時は、「細いくし形」にカットして下さいね!!
続いて午後の部、「梨園」と「選果場」の視察です。
視察した「梨園」は宇都宮市清原地区にあります。ちなみに、宇都宮市は県内で1番の梨の出荷量で、清原地区は、宇都宮市内で1番の出荷量ということです。梨園の大きさは、3ヘクタール(9000坪)で、なんと東京ドームとほぼ同じ大きさです。県内でもベスト3に入る大規模梨園です。扱い品種は、幸水、豊水、にっこりです。農薬は、栃木県と宇都宮市の防除歴にしたがって散布し、肥料は、有機質を主原料とした物を、その年ごとに土壌分析をして使っているとのことです。
(もちろん農薬の防除歴は、JA宇都宮に提出しています。)

梨栽培と一口にいっても、その作業は様々で、1月〜12ヶ月まで、接木作業、病害虫予防や消毒、防雹(ひょう)・防虫ネットの設置、一次摘果、二次摘果、病害虫駆除、収穫作業、補正摘果、新稍管理、土壌管理、剪定作業等を次から次へ行います。しかも殆ど手作業です。特に剪定作業や摘果作業は、その枝や実の大きくなった姿を想像して、   *摘果作業では1/3迄絞ります
残す枝や実を選ぶそうです。文字に書くと簡単ですが、経験と技量に裏打ちされた職人技だと思いました。
その地道な作業の繰り返しが美味しい「梨」となって出荷されます。生産者の努力とこだわりに感心しました。

そして生産者が出荷した大切な「梨」を流通に乗せる為に行うのが「選果」です。文字通り、大きさ、形や甘さを選別します。選果を行う場所が「選果場」です。光センサーを使用した最新鋭の機械で、形、甘さ、色、不良品(芯腐れ、傷等)を選別します。もちろんコンピュター制御で箱詰めまでを完全オートメーション化されています。(機械の価格はウン億円だそうです)選果時には一切手で触れないため、収穫以降量販店の青果担当者が箱を開けるまで、梨を手で触れないという事です。しかも、選果時にICチップ付きのトレーに乗せて作業を行い、箱詰め時にIDナンバーを付ける事により、その箱の「梨」を誰がが、何時収穫し、何時選果した物かが全て分かるそうです。しかも全生産者が、栽培履歴をJAに提出している為、その「梨」が栽培時に、使用している「農薬」「肥料」を何時、どの位散布したかも遡って分かるそうです。
JA宇都宮では、定期的に抜き打ちで、残留農薬検査をしているそうです。農薬の防除歴や栽培履歴を提出しない生産者の出荷は受け付けないそうです。「安心」「安全」な農作物を流通させようというJAの努力とこだわりに驚きました。

今回視察させて頂いた「梨園」は「島田梨園」さん、「選果場」は「JA宇都宮東部選果場」です。本格出荷前の忙しい所、丁寧にご説明して頂き有り難うございました。この場をお借りしてお礼致します。園主の島田さんは、栃木県でもトップクラスの生産者だそうです。梨の生産に対する工夫や技術、良品を出荷する為に行う、気の遠くなるような作業内容をご説明頂きました。その入れの行き届いた梨園を見るにあたって、梨生産に対する情熱を感じました。そうして出荷した大切な「梨」を最新の設備で選果し、流通に乗せるJA職員の苦労があって量販店の売場に商品として並ぶ訳です。私たちは、その生産者やJAの「思い」や「情熱」を試食宣伝販売を通じて消費者に伝える努力をしなければならないと思いました。登録販売員のみなさん頑張りましょう!!
「島田梨園」さんは、JAに系統出荷する以外にも、直売や通信販売も行っているそうです。ポータルサイトで検索するとヒットします。是非お取り寄せで食べて見て下さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
TOP>>産地レポート>>8月号(2)